放課後等デイサービスの個別支援計画
記入例8本と書き方【5領域対応】
放課後等デイサービスの個別支援計画は、指定基準では放課後等デイサービス計画と呼びます。意向、総合的な支援目標と達成時期、課題、5領域とインクルージョンを踏まえた支援内容、留意事項を書きます。
こども家庭庁の記載のポイントでは、長期目標は概ね1年、短期目標は概ね6か月が目安です。支援目標の主語はこども本人や家族が基本で、本人支援・家族支援・移行支援は必ず書きます。
見直しは少なくとも6か月に1回以上です。計画がない期間は、その障害児について報酬が減算されます。
- 計画の呼び名
- 放課後等デイサービス計画(指定基準第71条で読み替え)
- 長期目標・短期目標の目安
- 概ね1年/概ね6か月(こども家庭庁の記載のポイント)
- 必ず書く項目
- 本人支援・家族支援・移行支援(地域支援・地域連携は必要に応じて)
- 5領域の書き方
- 本人支援の全体で5領域すべてとの関連を書く
- 見直しの周期
- 少なくとも6月に1回以上
- 収録している記入例
- 小学生から高校生まで8本(すべて架空)
目次
放課後等デイサービスの個別支援計画は、児童発達支援管理責任者(児発管)が作ります。令和6年度の報酬改定で、5領域との関連と、家族支援・移行支援の記載が求められるようになりました。ここでは書く事項と作成の流れを原文で確かめ、小学生から高校生までの記入例を8本並べます。
記入例はすべて架空の典型例です。特定のこどもや事業所の事例ではありません。
放課後等デイサービスの個別支援計画には何を書くのか
指定基準では放課後等デイサービス計画と呼び、条文が定める6つの事項を書きます。
条文が挙げているのは次の6つです。
- 保護者及び障害児の生活に対する意向
- 障害児に対する総合的な支援目標及びその達成時期
- 生活全般の質を向上させるための課題
- 5領域との関連性とインクルージョンの観点を踏まえた支援の具体的内容
- 支援を提供する上での留意事項
- その他必要な事項
条文は児童発達支援の章に置かれています。放課後等デイサービスの章が、これを読み替えて準用する形です。
成人の個別支援計画と比べると、違いが3つあります。
- 5領域との関連性とインクルージョンの観点が、条文に書き込まれている
- 家族に対する援助も、計画に位置付けるよう努めることとされている
- 目標の書き方が「総合的な支援目標及びその達成時期」になっている
5領域とは「健康・生活」「運動・感覚」「認知・行動」「言語・コミュニケーション」「人間関係・社会性」です。条文は「心身の健康等に関する領域を含む総合的な支援」とだけ書いています。5つの名前は、解釈通知とガイドラインで示されています。
全国で決まった様式はありません。解釈通知は、ガイドラインを参考にしつつ各事業所で定めてよいとしています。こども家庭庁は参考様式を示しています。
計画はどんな流れで作るのか
アセスメントから交付までを児発管が担い、作成後は少なくとも6か月に1回以上見直します。
条文が定める流れを、順に並べます。
| 段階 | 条文が定めていること | 根拠 |
|---|---|---|
| アセスメント | 保護者と障害児に面接し、希望する生活と課題を把握します。障害児の年齢や発達の程度に応じて、その意見を尊重します。 | 第27条第2項・第3項 |
| 原案の作成 | 意向、総合的な支援目標と達成時期、課題、支援の具体的内容、留意事項を書きます。 | 第27条第4項 |
| 会議テレビ電話装置等も可 | 支援の担当者等を集めて、原案への意見を求めます。障害児の意見が尊重される体制を確保します。 | 第27条第5項 |
| 説明と同意 | 保護者と障害児に説明し、文書で同意を得ます。 | 第27条第6項 |
| 交付 | 保護者と、障害児相談支援を提供する事業者に交付します。 | 第27条第7項 |
| モニタリングと見直し | 少なくとも6月に1回以上見直します。保護者と障害児に定期的に面接し、結果を記録します。 | 第27条第8項・第9項 |
出典:児童福祉法に基づく指定通所支援の事業等の人員、設備及び運営に関する基準(平成24年厚生労働省令第15号)第27条(第71条で放課後等デイサービスに準用)(2026-09-21確認) 原文 ↗
成人では、アセスメントの面接の相手は利用者です。児童では保護者と障害児の両方に面接します。
ガイドラインは、アセスメントの材料として「5領域20項目の調査」の結果を挙げています。市町村が支給決定のときに行う調査です。保護者に結果を確かめ、支援の場面にも生かすことが重要だとしています。
保護者のニーズと、こども本人のニーズは同じとは限りません。ガイドラインは、まずこどものニーズを明確にするよう求めています。
障害児支援利用計画との関係にも触れておきます。ガイドラインは、2つの計画は上下の関係にはないとしています。事業所の側からも、障害児相談支援事業所に働きかける関係です。
こども家庭庁の記載例は何を求めているのか
長期目標は概ね1年、短期目標は概ね6か月で、支援目標の主語はこども本人や家族にするのが基本です。
こども家庭庁は、令和6年5月に記載のポイントと参考記載例を示しました。対象は児童発達支援と放課後等デイサービスです。参考記載例は5歳児の例なので、学齢期の例は示されていません。
欄ごとの書き方を、原文に沿って整理します。
| 欄 | 記載のポイント |
|---|---|
| 利用児及び家族の生活に対する意向 | こども本人と家族の意向を聴いたうえで、発達段階や特性を踏まえて整理して書きます。 |
| 総合的な支援の方針 | 1年間を目途に書きます(それ以上の期間も可)。事業所としての見立てと、どう支援するかの方針です。 |
| 長期目標 | 総合的な支援の方針を踏まえ、概ね1年程度で目指す目標を書きます。 |
| 短期目標 | 長期目標を踏まえ、概ね6か月程度で目指す目標を書きます。 |
| 項目本人支援・家族支援・移行支援・地域支援 | 本人支援・家族支援・移行支援は必ず書きます。地域支援・地域連携は必要に応じて書きます。 |
| 支援目標 | モニタリングの時点で到達できているであろう、こども本人や家族の状況を書きます。主語はこども本人や家族が基本です。 |
| 支援内容 | 事業所が行う支援、工夫、配慮を書きます。本人支援では、関連する5領域をすべて書きます。 |
| 達成時期 | 最長6か月後までとします。1〜3か月で達成する目標も積極的に検討します。 |
| 担当者・提供機関 | 担当者の氏名や職種を書きます。関係機関と連携するなら、その機関名を書きます。 |
| 留意事項 | 算定を想定している加算があれば、その加算と頻度を書きます。家族の役割などの補足もここです。 |
| 優先順位 | 本人支援の各支援内容にだけ付けます。家族支援・移行支援・地域支援には不要です。 |
出典:こども家庭庁 令和6年度障害福祉サービス等報酬改定に伴う個別支援計画作成にあたっての留意点及び記載例について(令和6年5月17日事務連絡)別紙1「個別支援計画の記載のポイント」(2026-09-21確認) 原文 ↗
移行支援と地域支援・地域連携では、目標の主語が事業所や関係機関になることもあります。記載のポイントは、この2つを柔軟に扱ってよいとしています。
5領域は、本人支援の全体で5つすべてとの関連を書きます。領域ごとに5つの欄を設けて、別々の目標を立てる必要はありません。家族支援・移行支援・地域支援には、5領域の記載は要りません。
移行支援は、放課後児童クラブなどへの移行だけを指すものではありません。進学や就職を見据えた準備や、学校との支援の擦り合わせも含まれます。移行の視点を持った本人支援は、項目欄に「本人支援」と「移行支援」を併記してかまいません。
記載のポイントは、支援目標や支援内容がこどもどうしで同じになることは想定されないとしています。記載が長いあいだ同じまま続くことも想定されていません。
計画には、支援の標準的な提供時間も書きます。令和6年4月から、基本報酬が計画に定めた時間に応じた区分になったためです。放課後等デイサービスで3時間を超える区分を使えるのは、学校休業日だけです。計画の時間と実際の利用時間の食い違いが続くときは、速やかに計画を見直します。
5領域そのものの考え方と、領域ごとの書き方は別の記事にまとめています。
- 個別支援計画の5領域 … 5つの領域の中身と、支援内容への結びつけ方
放課後等デイサービスの記入例8本
学年と特性、場面を分けた8本を、意向から担当まで同じ並びで載せます。
記入例はすべて架空の典型例です。学年や診断名は、場面を想像しやすくするために置いたものです。同じ診断名でも、必要な支援はこどもによって違います。記入例から先に埋めず、アセスメントの結果に合わせて書き換えてください。
長期目標は1年、短期目標は6か月で置いています。本人支援の支援内容には、関連する5領域を括弧で添えました。
記入例1:小学1年生・自閉スペクトラム症・放課後児童クラブと併行利用
- 意向:「ブロックであそびたい」(本人)/「学童でも困らずに過ごせるようになってほしい」(保護者)
- 総合的な支援の方針:言葉より絵や写真のほうが理解しやすいと見立てています。活動の流れを絵カードで示し、見通しを持って切り替えられる経験を重ねます。学童とも伝え方をそろえます
- 長期目標:絵カードの予定表を見て、次の活動に自分から移る
- 短期目標:終わりの合図を聞いたら、職員と一緒に片付けを始める
- 本人支援:支援目標=活動の終わりに、予定表を指さして次の活動を確かめる。支援内容=活動の前に予定表を一緒に見る。終わりの5分前にタイマーで知らせる(認知・行動/言語・コミュニケーション)。片付けの場所を写真で示し、手洗いまでの手順を固定する(健康・生活/運動・感覚)。ブロック遊びに友達を1人誘う場面をつくる(人間関係・社会性)
- 家族支援:家庭で使える絵カードを保護者と一緒に作り、朝の支度で試してもらう
- 移行支援:保護者の同意を得て学童の職員に予定表の使い方を伝え、声かけの言葉をそろえる
- 達成時期:6か月後(本人支援の片付けは3か月後)
- 担当:児童指導員(本人支援)、児発管(家族支援と学童との調整)
記入例2:小学3年生・ADHD・宿題と順番待ち
- 意向:「宿題を早く終わらせて遊びたい」(本人)/「学校でも座って話を聞けるようになってほしい」(保護者)
- 総合的な支援の方針:短い区切りなら集中が続くと見立てています。課題を小分けにし、できたことをその場で伝えます。学校とも声かけのタイミングを共有します
- 長期目標:宿題を2つに分けて、休憩をはさみながら最後まで取り組む
- 短期目標:10分のタイマーで区切り、1回目の課題を終える
- 本人支援:支援目標=タイマーが鳴るまで席で課題に取り組む。支援内容=課題を1枚ずつ渡し、終わるたびに丸をつけて伝える(認知・行動/健康・生活)。休憩は体を動かす遊びを選べるようにする(運動・感覚)。おやつの順番待ちでは番号札を使う(人間関係・社会性)。困ったときの「手伝って」の伝え方を練習する(言語・コミュニケーション)
- 家族支援:家庭での宿題の区切り方を保護者と相談し、うまくいった方法を連絡帳で共有する
- 移行支援・地域連携:保護者の同意のもと担任と連絡を取り、注意の向け方と声かけのタイミングを擦り合わせる
- 達成時期:6か月後(短期目標の10分は3か月後)
- 担当:児童指導員(本人支援)、児発管(担任との連絡)
記入例3:小学4年生・知的障害・身の回りのこととお金
- 意向:「一人でコンビニに行ってみたい」(本人)/「身の回りのことを自分でできるようになってほしい」(保護者)
- 総合的な支援の方針:手順が決まっていれば一人で進められると見立てています。着替えや持ち物の準備を手順表で進め、小さな買い物の経験を重ねます
- 長期目標:職員と一緒に近くの店へ行き、決めた品物を1つ選んで支払う
- 短期目標:帰りの持ち物を、手順表を見て自分でかばんに入れる
- 本人支援:支援目標=持ち物の手順表を見て、帰りの準備を自分で始める。支援内容=持ち物を写真つきの手順表にし、できた項目に印をつける(健康・生活/認知・行動)。硬貨を使ったお店ごっこで、支払いの手順を練習する(認知・行動/運動・感覚)。店員に「これをください」と伝える練習をする(言語・コミュニケーション/人間関係・社会性)
- 家族支援:家庭での持ち物の準備に同じ手順表を使えるよう、保護者に渡して使い方を伝える
- 移行支援:地域の店での買い物体験を月1回、職員が同行して行う
- 達成時期:6か月後(持ち物の準備は3か月後)
- 担当:保育士(本人支援)、児童指導員(買い物体験の同行)
記入例4:小学5年生・登校しぶりがある
- 意向:「学校はつかれる。ここでは好きな絵をかきたい」(本人)/「学校に行けない日も、生活のリズムは保ってほしい」(保護者)
- 総合的な支援の方針:人の多い場面で疲れやすいと見立てています。事業所を安心して過ごせる場にし、疲れのサインを本人が伝えられるようにします。登校については、学校と保護者の方針に合わせます
- 長期目標:疲れたときに、決めたカードで休憩を求める
- 短期目標:来所したら、その日の気分を表から選んで職員に伝える
- 本人支援:支援目標=来所時に気分を表で伝え、過ごし方を自分で選ぶ。支援内容=気分の表を用意し、選んだ気分に合わせて静かな場所を使えるようにする(健康・生活/言語・コミュニケーション)。好きな絵を小集団で見せ合う時間をつくる(人間関係・社会性)。絵の題材に季節の工作を取り入れる(運動・感覚/認知・行動)
- 家族支援:保護者の困りごとを月1回の面談で聴き、家庭での過ごし方を一緒に考える
- 地域支援・地域連携:保護者の同意のもと学校と連絡を取り、疲れのサインと休憩の取り方を共有する
- 達成時期:6か月後(気分を伝えることは3か月後)
- 担当:児童指導員(本人支援)、児発管(面談と学校との連絡)
記入例5:中学1年生・自閉スペクトラム症・進学直後の友人関係
- 意向:「同じゲームが好きな友達と話したい」(本人)/「中学校の生活に慣れてほしい」(保護者)
- 総合的な支援の方針:相手の気持ちを言葉で説明されると理解しやすいと見立てています。好きなことを入り口に、会話の順番や断り方を小集団で練習します
- 長期目標:小集団の話し合いで、自分の意見を1つ伝え、相手の意見も聞く
- 短期目標:ゲームの話題で、相手の話を最後まで聞いてから話す
- 本人支援:支援目標=話す順番を示すカードを使い、相手が話し終えてから話す。支援内容=小集団で話す順番をカードで示す(言語・コミュニケーション/人間関係・社会性)。うまくいった場面を、その日のうちに振り返る(認知・行動)。部活動の体力づくりに合わせて、体を動かす活動を取り入れる(運動・感覚)。制服の着替えや持ち物の管理を、中学の時間割に合わせて確かめる(健康・生活)
- 家族支援:思春期の変化について、保護者の相談を受ける時間を設ける
- 移行支援:保護者の同意のもと、中学校と得意なことや苦手な場面を共有する
- 達成時期:6か月後(会話の順番は3か月後)
- 担当:児童指導員(本人支援)、児発管(中学校との連絡)
記入例6:中学2年生・重症心身障害
- 意向:「(表情や声で)好きな音楽の時間を楽しみにしている」(本人の様子から)/「体調を崩さず、楽しく過ごしてほしい」(保護者)
- 総合的な支援の方針:好きな音に表情と声で応えると見立てています。体調と姿勢を整えたうえで、本人の反応を読み取るやり取りを重ねます。医療機関の助言も支援に生かします
- 長期目標:好きな活動を2つの中から、視線で選ぶ
- 短期目標:好きな音楽が始まったとき、表情や声で応える
- 本人支援:支援目標=2つの楽器の音を聞き、好きなほうに視線を向ける。支援内容=来所時に体温や呼吸の様子を確かめ、記録する(健康・生活)。姿勢を変える時間を決め、楽な姿勢で活動に参加できるようにする(運動・感覚)。反応を待つ時間をとり、視線や声を職員が言葉にして返す(言語・コミュニケーション/認知・行動)。小集団の音楽活動に参加する(人間関係・社会性)
- 家族支援:家庭での姿勢の工夫や本人の反応を、連絡帳で保護者と共有する
- 移行支援:特別支援学校と、本人の反応の読み取り方と姿勢の配慮を共有する
- 地域支援・地域連携:保護者の同意のもと主治医の助言を受け、支援内容に反映させる
- 達成時期:6か月後
- 担当:看護職員(健康状態の確認)、児童指導員(本人支援)、児発管(医療機関との連絡)
記入例7:高校1年生・ADHD・時間の管理と自分の特性の理解
- 意向:「スマホの時間を自分で決めたい」(本人)/「高校を卒業したあとの生活を考えてほしい」(保護者)
- 総合的な支援の方針:好きなことには集中が続く一方、時間の見積もりが苦手だと見立てています。予定を自分で立てて振り返る経験を重ね、自分に合う工夫を本人が言葉にできるようにします
- 長期目標:1週間の予定を自分で立て、週末に職員と振り返る
- 短期目標:事業所にいるあいだのスマホの使用時間を、自分で決めて守る
- 本人支援:支援目標=使用時間を自分で決め、アラームを設定して守る。支援内容=その日の予定と使用時間を本人が書き出し、帰る前に一緒に振り返る(認知・行動/健康・生活)。得意なこと・苦手なことを本人と整理し、助けを頼む言い方を練習する(言語・コミュニケーション/人間関係・社会性)。気分転換の運動を選べるようにする(運動・感覚)
- 家族支援:家庭でのスマホのルールづくりについて、保護者の相談に応じる
- 移行支援:卒業後の進路について、本人と保護者の相談に応じる
- 達成時期:6か月後(使用時間は3か月後)
- 担当:児童指導員(本人支援)、児発管(家族支援と進路の相談)
記入例8:高校2年生・知的障害・卒業後の生活に向けた準備
- 意向:「卒業したら働きたい」(本人)/「卒業後も通える場所を一緒に考えてほしい」(保護者)
- 総合的な支援の方針:決まった作業を丁寧に続けられると見立てています。仕事に近い作業や身だしなみの経験を重ね、卒業後の進路に向けて学校と情報を共有します
- 長期目標:簡単な作業を30分続け、終わったら職員に報告する
- 短期目標:作業の前に、手順表で順番を確かめてから始める
- 本人支援:支援目標=手順表を見て作業を始め、終わったら「できました」と報告する。支援内容=袋詰めなどの作業を手順表で示す(認知・行動/運動・感覚)。報告や質問の言い方を練習する(言語・コミュニケーション/人間関係・社会性)。身だしなみと休憩の取り方を確かめる(健康・生活)
- 家族支援:卒業後の生活について、保護者の不安を聴き、情報を提供する
- 移行支援:保護者の同意のもと、特別支援学校の進路の担当と、本人の得意な作業や配慮を共有する
- 地域支援・地域連携:障害児相談支援事業所と、卒業後に使うサービスの検討状況を共有する
- 達成時期:6か月後(手順表の確認は3か月後)
- 担当:児童指導員(本人支援)、児発管(学校と相談支援事業所との連絡)
見直しと未作成減算は成人とどう違うのか
見直しの周期も未作成減算の率も成人とほぼ同じですが、面接と交付の相手が違います。
児童側と成人側の決まりを並べます。
| 項目 | 放課後等デイサービス | 成人の障害福祉サービス |
|---|---|---|
| 見直しの周期 | 少なくとも6月に1回以上。3月への読み替えは無い | 少なくとも6月に1回以上。自立訓練・就労移行支援・自立生活援助は3月に1回以上 |
| 面接の相手 | 保護者と障害児 | 利用者 |
| 交付先 | 保護者と、障害児相談支援を提供する事業者 | 利用者と、指定特定相談支援事業者等 |
| 未作成減算の率加算前の単位数に対して | 3月未満は100分の70、連続して3月以上は100分の50 | 3月未満は100分の70、連続して3月以上は100分の50 |
| 未作成減算の対象 | 該当する障害児だけ | 該当する利用者だけ |
出典:児童福祉法に基づく指定通所支援の事業等の人員、設備及び運営に関する基準(平成24年厚生労働省令第15号)第27条・第71条/障発0330第16号 第二の1の(7)/指定障害福祉サービス基準(平成18年厚生労働省令第171号)第58条(2026-09-21確認) 原文 ↗
減算は、計画が作成されていない月から、解消された月の前月まで続きます。児発管の指揮の下で作られていない場合も、一連の業務が適切でない場合も対象です。指導に従わないときは、指定の取消しも検討されます。
ガイドラインは、モニタリングを概ね6か月に1回以上としています。こどもの状態や家庭の状況が変われば、6か月を待たずに行います。
成人側のモニタリングと減算は、別の記事で詳しく扱っています。
- モニタリングの書き方 … 実施状況の把握と、面接・記録の決まり
- 個別支援計画未作成減算 … 3月ルールと減算の幅
次に読むもの
児発管の仕事と、目標の書き方をさらに知りたい人に向けた記事です。
- 個別支援計画の5領域 … 5つの領域の中身と、支援内容への結びつけ方
- 児発管とは … 児童発達支援管理責任者の仕事と要件
- 長期目標・短期目標の例 … 成人の計画で期間をどう置くか
- 就労継続支援B型の記入例8本 … 成人のB型で同じ並びの記入例
よくある質問
個別支援計画の文例集(B型・グループホーム・生活介護)
長期目標・短期目標・支援内容の文例を、成人系のサービス3種類ぶん集めています。そのまま写さずに使うための考え方も添えています。
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